競馬道

馬券や一口馬主ライフにまつわる独り言

【一口馬主道】アーテルナイト園田へ

f:id:keibamania1128:20231019150111p:image出資馬アーテルナイト(父エイシンフラッシュ)が10月18日に園田競馬移籍後、初のレースに出走しました。条件はダート1400m。中央在籍時には残念ながら結果の出なかったダート戦ですが、管理していた杉山晴紀調教師は早くからダート適性を見込んでおり、また中距離を中心に使われてきたが本質的にマイル前後の距離に適性がありそうだとコメントされていました。ベストな条件は芝コースだとしても、ここで力の違いを見せつけるレースをしてくれれば早々の中央復帰どころか、中央で大いに活躍できる可能性も広がると期待に胸を膨らませていましたが…。2番人気に支持されて臨んだレース、好スタートを決めながらも手綱を抑える騎手の動きを見て函館競馬場での嫌な記憶が蘇りましたね。行きたがるアーテルナイトと騎手がジタバタしながらレースは進み、直線では伸びを欠いての4着。思い描いていたレースとはまったく別の結果に終わってしまいました。この馬は立派な馬体をしていますし、能力的に相当なポテンシャルを秘めている事は確かだと思うのですが、気性的な問題もあってなかなかレースぶりが安定しません。前に行ってはバテ、抑えて行っては走る気をなくす。今回のレースでは騎手の騎乗が拙い印象もありますが、やはりそれだけではないように思えてなりません。これで通算8レースをこなしてきており、毎度そこそこの人気を集めながら結果が伴わないのにはそれなりの理由があるのだと思います。数少ない好走時に騎乗していたのが川田騎手、吉田隼人騎手だったので、技術の高い騎手が乗れば結果はついてくるのかもしれませんが。また気性改善のためには去勢という選択肢も検討の余地があるのかもしれません。いずれにしても早期の中央復帰は楽観できるものではなさそうで、現実の厳しさを痛感させられました。管理していただいている陣営にとっては大変なことだとは思いますが、なんとか立て直して良い結果に繋げてくださる事を祈るばかりです。

【一口馬主道】期待の2歳レアグリフォン

f:id:keibamania1128:20231016112919j:image(2023.9.24 中山競馬場

レアグリフォン(父リオンディーズ)の新馬戦は5番人気での4着とやや残念な結果でした。戸崎騎手を背にスムーズに先行し、4角では騎手が後方を確認しながら手応え抜群で上がってきたように見えたのですが、直線を向いてからは案外伸びずに辛うじて4着(0.9)を守った形です。レース後の騎手や調教師のコメントを見ると、やはり以前からの課題であった背腰の甘さが原因で最後の粘りが得られないようです。中2週で臨んだ今回は新潟競馬場に舞台を移し、前回と同じダート1200m戦での出走となりました。起伏の少ないコースでもう少し我慢が効くのではないか、騎手が若手で成長著しい佐々木大輔騎手に変更となり、1kg減量の恩恵もあるのではないか、外枠有利の新潟D1200mコースで大外枠を引けた事が生きてくれるのではないか、と2戦目での勝ち上がりを大いに期待しました。最終オッズは3.0倍の1番人気に支持されたレアグリフォンは好スタートを決めたものの、ハイペースで大逃げを打ったロードフロンティアから離れた番手で追走、直線を向いて早々に追い始めるも前は捕まらず、後方からも差されて初戦と同じ4着(0.4)という結果でした。印象としては初戦の内容と似たようなイメージであり、体力不足という原因がはっきりしている以上、中2週の続戦でそう簡単に変わり身を期待できるはずもないのかもしれません。とはいえまだまだ未完成な状態で2戦連続掲示板に載っているわけですし、今後が期待できる素材である事は間違いないでしょう。ここは一息入れて、美浦の新坂路コースでゴリゴリに鍛えてもらって出直すのがベストかと思います。

【一口馬主道】エターナルスノー奮闘記

f:id:keibamania1128:20231016102749j:image(2023.10.15 キンモクセイ賞・D1500m・金沢)

栗毛の美女・エターナルスノー(3歳牝・父マインドユアビスケッツ)は中央での勝ち上がり叶わず、地方競馬・金沢競馬に転籍となりました。勝ち上がりどころか3アウトをくらっての終戦だったので正直ファンド解散は確実と覚悟していましたが、クラブの決定は意外にも地方転籍でファンド継続というものでした。それでもレースではいつもペースについていく事が出来ず、見せどころもなく終わっていた子なので、本当に地方のダートでさえまともに走る事が出来るのかと心配しかありませんでした。預託されたのは井樋厩舎、金沢競馬のトップ厩舎です。またスタッフのSNSで見る限り、エターナルスノーはそこでとても大事にされ、可愛がっていただいている様子がヒシヒシと伝わり、非常に心強く感じたものです。そんな彼女の金沢初戦はD1400m、鞍上には天才吉原寛人騎手を迎えて単勝1倍台の圧倒的人気を背負ってのものでした。そこでは2着と惜敗したものの、その後すぐに初勝利。3戦目は7着と着を落としましたが、4戦目では新パートナー松戸騎手の手綱で3着と立て直し、今回の5戦目キンモクセイ賞では距離を1500mに延長して臨みました。結果は冒頭の画像のとおり5馬身差の目が覚めるような圧勝。これで地方転籍後2勝となり、条件クリアで中央への復帰が可能となりました。金沢の水が合っているのか、転入後から着実に馬体を増やし、体力も付いてきたエターナルスノー。あっさりと3アウトをくらったことから中央のレベルはこの子には厳しかったという現実もあり、このまま優秀な金沢のスタッフのもとで末永く走って欲しいという気持ちもあるし、とはいえ中央で今一度力を試して欲しい気持ちももちろんあって、なかなか複雑な気分です。クラブは果たしてどのような決断をするのか、今後の成り行きから目が離せませんね。

【一口馬主道】アーテルナイトは園田競馬へ

未勝利の身で1勝クラスへ挑戦しながらも7着に終わったアーテルナイト。この結果を受けて杉山晴紀調教師とクラブが下した決断は、中央登録を抹消しての園田競馬への転籍でした。地方転籍とはいえ、引受先は園田リーディングの飯田良弘厩舎ですし、そこには名手吉村智洋騎手が所属しています(乗ってくれるかどうかはわかりませんが😅)。今回条件を変えて臨んだ事で、ダートコースやマイル前後の距離に手応えが掴めたのは収穫と言って良いと思います。まだ成長の余地を残す馬だと思うので、新天地で目の覚めるような勝利をあげて早々に中央へ戻ってくれる事を心から期待します。

【一口馬主道】レアグリフォン出陣!

レアグリフォン 2歳牡 父 リオンディーズ 母 レアドロップ(キンシャサノキセキf:id:keibamania1128:20230922114256j:imageノルマンディーの2021年産出資馬の先頭を切って、レアグリフォン号のデビューが9月24日(日)中山競馬場第4レース(ダート1200m)で確定しました。出資を決めた際には芝マイル前後をイメージしていたので、この条件選択はやや意外でした。今回は16頭の枠に27頭の登録があったようなのでなかなか厳しい抽選でしたが、幸運にも潜り抜けることが出来ました。調教師の稲垣先生のコメントでは以前からトモの緩さや、ハミに頼りっぱなしのフォームを指摘されており、まだまだ成長途上の印象がある子です。初戦からの激走を望むのは酷かも知れませんが、ノルマンディーから2歳のこの時期にデビュー出来るだけでも十分に孝行息子と言えるのではないでしょうか。辛口コメントの稲垣先生から「完成度はまだまだでも状態は悪くなく、スムーズな運びなら恥ずかしいレースはしないはず」とのコメントもある事ですし、鞍上は戸崎圭太騎手と頼もしいので、やはり期待はしてしまいますね。ダートコースや距離の適性もわからない中での挑戦なので不安はありますが、それはどの子も一緒。まずは無事に走り切り、もしも初戦からいきなり掲示板に載ることが出来れば上出来だと思います。レアグリフォン、頑張れ‼︎

【一口馬主道】アーテルナイトは諦めない!

f:id:keibamania1128:20230912093739j:image(上記写真は2023.6.11 函館競馬場へ応援に行った時のアーテルナイト号)

残念ながら小倉での復帰戦を飾ることができず、今後の進退が心配されたアーテルナイト号。道中無理なく追走しながらも、勝負どころで早々に走る気をなくしてしまった同馬にレースを使った疲れなしと判断した杉山晴紀調教師は、次戦として阪神芝1400mの1勝クラス戦に連闘で臨む決断を下しました。最近のレースぶりから現時点ではマイル前後の距離が最適との見解ですが、未勝利戦で惨敗続きの身でありながら格上条件に挑むのはなかなかのチャレンジだったと思います。レースではゲート入り時に他馬の放馬による発走遅延というアクシデントもありながらも、5枠9番という真ん中の枠からまずまずのスタートを切り、中団から外目を追走してスムーズに運びました。4角から最後の直線でも外目の位置どりを強いられ、結局は開幕週の内沿いを進んだ内枠の先行馬達を捉えることが出来ずに0.9秒差の7着という結果でした。次走の権利が取れなかったのは残念ですが、最後まで諦めずに走り切ったのは収穫ですし、連闘・格上・距離短縮で臨んだ杉山師の強気の決断は正しかったと思います。もともとデビューから2戦は馬券内を確保しており、勝ち上がった馬達のその後の成績を見てもそれなりの能力を持つことは明らかな馬です。このまま中央の1勝クラスで使い続けるのか、一旦地方競馬で経験を積ませてからの出戻りに賭けるのか、いずれにしても今後の活躍が楽しみです。まずは連闘の疲れがどの程度なのかが気になるところで、とにかく怪我なく無事でいてくれる事を祈ります。

【一口馬主道】今年も未勝利突破はならず!

昨年度は1頭のみの出資でしたが、今年度の世代は6頭と一気に数を増やして勝ち上がりへの期待に胸を膨らませ応援を続けてきました。ラストチャンスとなる未勝利戦。9/2札幌ではヴェルミセルが、9/3小倉ではアーテルナイトが臨みましたが、今年も勝ち上がりの夢は叶う事なく散ってしまいました。

5戦連続で武豊騎手に手綱を任せたヴェルミセルは、中団後方からゆったりと運び、向正面手前3角あたりからジョッキーが懸命に仕掛けるも脚を伸ばすことができず、直線で位置を下げて9着。前走とは全く異なる内容で、ここまでの連戦の疲れが響いたようです。武豊騎手の談話では、長距離の条件ならば1勝クラスでも面白いかも、との事なので、まだ望みを捨てる必要はないのかもしれません。

まさかの3アウトから2ヶ月のブランクを経て、鞍上には調教でクセを知る高倉騎手を迎えて挑んだアーテルナイトは好スタートから番手でレースを進めましたが、4角では手応えが怪しくなり、直線で失速してやはり9着でのゴールとなりました。走る能力にかけては非凡なものがあり、厩舎の期待も小さくはなかったはずですが、気性的な問題からレースぶりが安定せず、今後にも不安が拭えません。

これでひとまず未勝利戦は終了となり、勝ち上がれなかった競走馬たちはそのまま1勝クラスへの格上挑戦に挑むもの、中央登録を抹消して地方競馬で再スタートを切るもの、ファンドを解散してオークションで新たな馬主の元へ引き取られるものとそれぞれの道を歩む訳です。今年の6頭の内訳としては、オークションを経て金沢競馬へ移籍したのが1頭、ファンド継続のまま地方競馬に移籍が決まったのが3頭(金沢1、南関東1、岩手1)、そして今回の2頭はこれからクラブの発表待ちというところです。縁あって出資した馬たちの、今後の活躍を心から願っています。