競馬道

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【一口馬主道】エターナルスノー奮闘記

f:id:keibamania1128:20231016102749j:image(2023.10.15 キンモクセイ賞・D1500m・金沢)

栗毛の美女・エターナルスノー(3歳牝・父マインドユアビスケッツ)は中央での勝ち上がり叶わず、地方競馬・金沢競馬に転籍となりました。勝ち上がりどころか3アウトをくらっての終戦だったので正直ファンド解散は確実と覚悟していましたが、クラブの決定は意外にも地方転籍でファンド継続というものでした。それでもレースではいつもペースについていく事が出来ず、見せどころもなく終わっていた子なので、本当に地方のダートでさえまともに走る事が出来るのかと心配しかありませんでした。預託されたのは井樋厩舎、金沢競馬のトップ厩舎です。またスタッフのSNSで見る限り、エターナルスノーはそこでとても大事にされ、可愛がっていただいている様子がヒシヒシと伝わり、非常に心強く感じたものです。そんな彼女の金沢初戦はD1400m、鞍上には天才吉原寛人騎手を迎えて単勝1倍台の圧倒的人気を背負ってのものでした。そこでは2着と惜敗したものの、その後すぐに初勝利。3戦目は7着と着を落としましたが、4戦目では新パートナー松戸騎手の手綱で3着と立て直し、今回の5戦目キンモクセイ賞では距離を1500mに延長して臨みました。結果は冒頭の画像のとおり5馬身差の目が覚めるような圧勝。これで地方転籍後2勝となり、条件クリアで中央への復帰が可能となりました。金沢の水が合っているのか、転入後から着実に馬体を増やし、体力も付いてきたエターナルスノー。あっさりと3アウトをくらったことから中央のレベルはこの子には厳しかったという現実もあり、このまま優秀な金沢のスタッフのもとで末永く走って欲しいという気持ちもあるし、とはいえ中央で今一度力を試して欲しい気持ちももちろんあって、なかなか複雑な気分です。クラブは果たしてどのような決断をするのか、今後の成り行きから目が離せませんね。