【一口馬主道】ノルマンディー21年産一次先行募集結果

ノルマンディーの一次先行募集、例年よりもやや遅れて開始された感がありますが、ようやく今年の出資が確定しました。ラインナップは牡馬17頭、牝馬13頭の合計30頭。今年はセール購入馬が多く全体に高値の傾向ですが、馴致を済ませて早くから調教を付けられている子が多いようです。

新規入会からの2シーズンは先輩方のブログなどを調べまくって出資馬を決定していましたが、3シーズン目となる今回は他人の意見を当てにせず、自分だけの判断で選ぶことをテーマに決め、血統表、馬体写真、歩様動画をジックリと検討。早期デビューを果たした現2歳馬は馬体がとても小さく、強い調教もままならない状況なので、今回は募集時体重が自分の基準を下回っている子は除外し、予定厩舎の成績や評価も重視しました。結果的に7頭すべてが抽選対象でした。昨年の一次では抽選をすべて外してしまったため、今回は1頭でも出資が叶うのかと危ぶまれましたが、蓋を開けてみれば7頭中5頭（牡3頭、牝2頭）が当選！予算はかなりオーバーしてしまいましたが、くじ運に恵まれた事を素直に喜びたいと思います。

以下、今回出資申し込みをした7頭を自分の評価が高かった順に並べています（カッコ内は最終中間発表の倍率）

第1位【マイスクエアワンの21】（227%）当選新種牡馬である父にはさほど魅力を感じていなかったのですが、馬体写真と歩様動画に一目惚れしました。歩様はキビキビとしてスムーズでバネがあります。中間発表では予想外に人気が高く、出資はほとんど諦めていましたが、運よく当選する事ができました。

第2位【タニノハイクレアの21】（256%）当選父キズナの母系にあるバークレアの4x3クロス、その母は世界的な名馬を輩出したハイクレアという配合に心を惹かれました。歩様はゆったりとして柔らかく、周囲に動じない様子に風格を感じました。中間発表での1番人気は予想どおりでしたが、果敢に攻めて申し込んだのが功を奏しました。

第3位【レイナソフィアの21】（127%）落選ミスプロ、ニジンスキー、ヌレイエフのクロスは重たいのかもしれませんが魅力的に映りました。好馬体と落ち着いてゆったりとした歩様に好感を持ちましたが、残念ながら抽選に漏れてご縁はありませんでした。今後の成長と活躍を祈って見守りたいと思います。

第4位【レアドロップの21】（74%）当選雄大な馬格でテンポ良く歩く姿が印象的で、それでいて落ち着きのある佇まい。私の個人的な思い入れとして、どこかにシーザリオの血が入っているだけでみんな走りそうに見えて困ってしまいます。サンデーサイレンスのみならず、ミスプロ、ヌレイエフ、ノーザンダンサーとインブリードの嵐。これがどう出るのかわかりませんが、大物感たっぷりで期待せざるを得ません。この子だけは無風でいけると思っていたのですが、最終74%から一気に伸ばして抽選になってしまいました。当選できて本当にラッキーでした。

第5位【ディリジェンテの21】（141%）落選骨格はコンパクトながら、胸前や肩、トモの筋肉がよく発達して見えました。動きは若干硬そうですが、ダートを走るのに欠点とは言えないのかもしれません。母父ステイゴールド、母母父シンボリクリスエスは魅力的であり、ヘニーヒューズ産駒ではこちらを最上位に見て申し込みましたが、残念ながら抽選で落ちました。

第6位【フジインザスカイの21】（132%）当選母系を辿るとハイセイコーの名前が出てきたので心が躍りました。ダートでは無類の勢いを見せる父への期待に加え、チャイナロックの血が騒いでくれる事を期待します。キビキビとしてテンポ良く、スッスッとスムーズな脚の出が印象的でした。念願のヘニーヒューズ産駒が1頭確保できたのはとても嬉しかったです。

第7位【ジュエリーストームの21】（104%）当選体重440kgと今回の自分の基準ギリギリでしたが、馬体写真でバランスがとても良く見えたのでセーフとしました。またテンポ良くキビキビとした動き、前脚捌きの大きさに好感を持ちました。配合的にはミスプロ、ノーザンダンサー、ヌレイエフとクロスが多めな気もしますが、ニジンスキーやサドラーズウェルズも散りばめられていて私の好みでした。なんといってもやはりノルマンなので、ダートで末永く走ってくれそうなエスポワールシチー産駒というところに期待しました。これも抽選になるとは思わなかったので、当選できて本当にラッキーでした。