競馬道

馬券や一口馬主ライフにまつわる独り言

【一口馬主道】セイタードの今後について思うこと

1月9日の未勝利戦でゲート内で暴れ、まさかの競走除外となったセイタード。その後の経過について、ノルマンディーOCのHP内で伊藤圭三調教師のコメントが掲載された。(以下HPより引用)

今回の競走除外により1か月間の出走停止及び期間後の発走調教再審査が課せられました。予定していたレースそのものだけでなく、今後に大きく影響を及ぼす制裁となり、大変申し訳なく感じております。その後の状態としては顔やトモに擦り傷はあるものの、程度は軽く、今は吉澤でメンタル面含め楽をさせているところです。入厩からゲート試験、デビュー戦と一気に駆け抜けての3戦目というのは苦しいところがあったのだと思います。少し楽をさせれば平常心を取り戻して、再審査も無事にクリアできるでしょう。ただ、パスした後にまたレースにいって同様のことが起きる可能性も否定できず、再始動のタイミングというのは慎重に見極める必要があります。場合によっては去勢というのも一つの手段として考えていいのかもしれません。同じことを繰り返さないためにも、まずは今後の方針をしっかり固めるためのお時間をいただきたいです

師の苦悩が大いに汲み取れるコメントである。

このような気性難は今回の件で初めて明かされたにも関わらず、突然提示された去勢という選択肢…。子孫を残す道が断たれてしまうことに複雑な思いはあるけれど、競走馬として産まれてきた以上、その持てる力をフルに発揮してもらうためにはやむを得ない手段でもある。

去勢の効果については諸説あるようだ。性ホルモンの変化によって気性は穏やかになり、筋肉の柔軟性が増すため競争能力が高まることもある一方で、必要以上に闘志が削がれて能力が低下してしまうリスクもあるらしい。一般に去勢後は状態が安定するまでに数ヶ月を要するので、3歳未勝利戦の期限がこの秋までと考えると残された時間やチャンスはそう多くはない。そこまでに結果が出なければ地方への転厩や登録抹消という先も見えてくるのだろう。いずれにしろ判断はクラブと調教師にすべて任され、我々出資者はハラハラしながらそれを見守ることしか出来ない。どんな結論が出ても私はそれを受け入れて、できる限り末長く応援し続けたい。

セイタード、頑張れよ〜‼️

※クラブHP記事からの引用掲載については、ノルマンディーOCからの許可を得ております